(日曜クラス)
初めて、仮名書道をお書きになった生徒様たちの作品がとても上手だったのでご紹介したいと思います。和漢朗詠集の隣家 貫之の歌です。 ”君が宿 わが宿わくる 杜若 うつろはぬまに 見む人もがな”
課題説明は、こちらに記載しています。
かな書道生徒様Kさん作品
K.Yさんは、特に落款の書写名がお上手で、初回から字形がとても美しく線も流麗です。
今回の仮名書道は、初めてとは思えない素敵な作品に仕上がり驚きました。
どうしてこのように上手にお書きになれるのでしょうか。お聞きしたところ、小筆でお書きになる仮名書道や細字がお好きとのこと。
初めて来てくださった日も、楽しい、と言ってくださり、やはり”好き”と”楽しい”と自然に思えることが上達への近道ですね。
かな書道と漢字、どちらがお好きですかとお聞きしたところ、漢字を書いていると仮名が書きたくなり仮名を書くと漢字が書きたくなると、とても嬉しいお言葉です。
ご一緒に書を楽しんでいきましょう!
かな書道生徒様K.Kさん作品
いつも丁寧にお書きになっており、作品にその丁寧さが表れています。ご熱心で漢字も仮名も熱心にお書きになっています。
書いてみたいと仰っていた条幅も、ぜひ挑戦してください。
上達するには、書体は何を、どのような練習を優先したらよいか、など沢山ご質問をいただき嬉しいです。
真に上達するためには、古典、古筆の臨書をすることが必要です。そして、自分が楽しいと感じるか、書道が好きかどうか。
8月からの初の昇級試験も楽しみながら取り組んでください。
書道を通して、素敵な生徒様たちと出会うことができ幸せに思っています。私は、書道が好きでずっと続けています。なぜずっと好きだったのか今更ですが気が付いたことがあります。それは、私が師事してきた先生方の、書も人も、すばらしかったからです。ただ上手なだけでない心が躍るような手本だったから手本に肉迫できたのですね。
今でも先生だったらなんて仰るのだろうと思います。
先生の書が好き、と言ってくださる方がいらっしゃいます。生徒さんに”善い書”をお伝えできるように、書も人も精進したいと思います。”善い書”とは何か、翠竹先生の執筆されたお言葉を別途お伝えしていきたいと思っています。