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習静求神悟~翠竹先生の書の教えから~

習静求神悟_森田峻恵書道作品

静かに習いて神の悟りを求める

 

昨年、秋に

書芸院の尊敬しているS先生にいただいたお言葉です。

 

S先生は、私が6歳から所属している書芸院の創設者、阿部翠竹先生の内弟子でいらっしゃった先生で、書も人もすばらしくとても尊敬しています。

 

翠竹先生からいただいた言葉です、と教えてくださいました。

 

森田さんね、

おこらないこと、ことわらないこと、ゆるすこと

 

生きることは、信じることと愛すること

 

すべて、どんなことがあってもいいことにつながる

 

静かに習いて神の悟りを求める

 

 

お聴きした時、 “悟り”とはどういうことなのかわからなかったのですが、先生は、「悟りとは、思うこと。」と仰いました。

 

 

最近になって“悟り”とは“気付くこと”ということがわかりました。

 

九成宮の臨書をしていた時に、お言葉を思い出しながら書いていたら、乖(不調)の気持ちから、感謝の気持ちに変わり、合(好調)になりました。勿論、気持ちの面だけでなく、技術的な気付きも。

 

皆さまもそれぞれに、書道を静かに習い、それぞれに“神の悟り”を求め、気付きを得られ幸せな気持ちになっていただけたらと思います。

 

掲載は、綺麗な菊のお花に、先生からいただいたお言葉を、はがき絵にしたものです。